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    Alexa…デジタル時代のARRIの解答

    By Ryota Kurata on 2010.05.28

    Alexaを見てきた。

    Alexaは、もともと3タイプ発表されていた。

    ARRIRAWを出力できないEVFの廉価モデル、ARRIRAWを出力できるEVFモデル、そして光学ファインダーの最上位モデルの3タイプだった。それが変更になってA-EVという一番廉価モデルもARRIRAWを出力できるようになった。よくよく話を聞いていると光学ファインダーの最上位モデルは、世界的に要望があれば作るというような状態で今はまだ作っていないようだった。

    EVFの2モデルの差も、ワイヤレスの受信装置があるかないかというような差になったらしい。つまりAlexaはほぼEVFの1タイプのカメラと考えていいようだ、現状では。

    D21も継続して作っているようなので、光学ファインダー+ミラーシャッターのカメラはD21が担っていくのだろうと理解した。

    つまりAlexaは、光学ファインダーを無くしてコストを抑えデジタル時代に競争力のあるカメラとして市場に出すARRIの意欲作である。

    Alexaの特徴として2つあげたい。

    ○広いラティチュード、ダイナミックレンジ

    Alexaでもっとも魅力的な部分はここだ。光学ファインダーを無くすというコスト削減とは逆にこのセンサー周りは力が入っている。実際にテストした訳では無いので細かくはわからないが、スペック上そしてデモ映像を観た限りかなり良い。フィルムライクなライティング、露出コントロールが期待出来る。

    ○信頼性、安定性、堅牢性

    ARRIのカメラに対するチェック項目がスゴかった。いろいろな温度下での耐久テスト、振動に対する耐久テストなどさまざまなテストがあるようだ。これも実際に使った訳では無いが、かなり信頼出来るように感じた。

    上の写真の下の方にSD CARDスロットがある。ルックファイルやファームウェアアップデートに使うようだ。

    ワークフローに関して言えば、ProResを使うか、またはHD-SDIの信号をHD-CAM SRで収録してもいいだろうし、ARRIRAWを使うハイエンドなものもある。今回のセミナーではこの辺の具体的なやり方は詳しく説明されなかったが、シンプルで特に難しい要素はなさそうだ。ProResとARRIRAWの差がどれくらいなのか、実機が入ってきたらワークフローと仕上げのクオリティに関するセミナーをぜひナックさんにお願いしたい。

    現時点での結論として、

    Alexaは、ARRIが伝統をふまえてムービーカメラとしての基本性能を追求したカメラだ。そこにはDSLR的な要素は何もない。映像、ムービーに必要なこと、使用感、信頼性を備えたデジタルシネマカメラである。

    ---

    追記

     Alexaのムービーを見つけた。リンクを張っておく。

    YouTube - ARRIChannel さんのチャンネル

    twitterで教えてもらったリンクも追加。

    Screening Room | ARRI Digital

    ---

    ProResやQuickTimeに関しては、この辺の記事も何かの参考になるかも。

    QuickTimeXとQuickTime7

    QuickTimeXとQuickTime7その2



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